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八本脚の蝶の文庫本が届いた。単行本はプレミアが付いて中古で4000円くらいするので買うのを躊躇っていたのだが、今年の2月末ごろに文庫本化されていたようで、先日それを知って即購入。。。やっと本としての作品が読めて嬉しい。ずっとインターネットサイトとしての八本脚の蝶は自分の中の大切な作品であったが、紙媒体で読むのも趣深い。何より二階堂奥歯さんを知る人物たちの後書きがあるので、この人が本当に生きていたという事が生々しく伝わっってくる。

二階堂奥歯さんは本当に素敵な女性だと思う。いろんな分野の本を読んでいて学があるから視野が広いし、人生観やフェミニズム等の思想などは納得させられるものばかりで、言葉はどれも分かり易く綺麗で、でもお茶目な部分があり、何より優しく繊細。。。。学のある人の思想や文字に触れると自分もそうありたいと思う。いろんな本を読もう。

八本脚の蝶は二階堂奥歯さんのオススメ作品紹介ブログみたいな側面がある。自分が前々から持っている本を奥歯さんも読んでいることがよくあり(ぱっと今思い出せるのは大槻ケンジのステーシーズと渋澤龍彦の快楽主義の哲学。ステーシーズの前文が最高と奥歯さんが書いていて「わかる。。。」となった)、それが嬉しいので奥歯さんの好きな本をもっと読みたいという気分。奥歯さん好きだ。。。もちろん高野悦子さんも大好きだが時代があまりにも離れていて共感できる部分が少ないので、そういう面では八本足の蝶もバイブルだなあ。。。どちらも若くして自害なさっているのですが。。。。学があり優しく繊細で、だからこそエネルギーのある女性本当に好き。人生で一人だけ会った事がある。良い友達なので死なないでほしい。。。

 

男性女性どうこうが本当に面倒臭い。某不倫の件でまた気持ち悪い世の中になっているようだ。Twitterはあまり見て無いけど、どうせ「男」「女」というとても大きい主語で自分の不満をひけらかし、性欲のついての議論がなされ、男性はセックスのことしか考えていない犯罪者予備軍か、女性は性の道具なのかなどを本件と本来全く関係ない人間たちが囃し立て、渡部をボコボコに叩き、あるいは大喜利をし、渡部叩きを先日のSNS叩きと照らしあわせて問題提起する人が現れ、、、とにかく面倒そう。世の中ってそんなに性欲に満ち溢れているのだろうか。性欲がないなんて綺麗事は言わないし恋愛感情に関するある程度の経験もあるが、営みに関しては「物語の中の話」という感じで全く実感がないというか、自分が携わろうとはどうしても思えない。身近な周りの友達はみんな性の中で生きていて、自分はマイノリティになってしまったんだと悲しくなる。家を一歩出ればそんな自分がマイノリティとして淘汰されるような社会が回っているのが非常に怖い。好きな人と散歩しながらご飯の話をしたい、それ以上でもそれ以下でもないのですが。。。まあ自分の欲を抑えきれず他人に迷惑をかける人間も、対して学がないのに事件にかまけて自分の意見を押し付け発散している人も(自分がそうでないとは言い切れないが。。。)、自分の大切にしたい人ではないから良いか。。。

 

虹ヶ丘ホログラフ、何が起こっているのかはわかるけどうまく言語化できず考察が書けない。朝の5時ごろから書き始めたけど、7時ごろには寝てしまったので進捗がなかった。今度ゆっくり書こう。