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4月初週以来、約3ヶ月ぶりに大学に行きました。外はジメジメとして暑いし、大学生が沢山居るし、どんよりと重い気分になりました。3時間程であったのにも関わらず凄い疲労感があり、この1年で人混みや対人コミュニケーションがもの凄く苦手になってしまったなぁと感じます。しかし我ながら、今日も大学での私は誰とでも仲が良く明るい、そつなく無害な人間でした。廊下で会う知人に片っ端から「いえーい✨久しぶり〜元気〜?😊」みたいな事を反射的に言えましたし、ゼミ長が代表して何か皆に挨拶をしてと突然振られた時も「久しぶりの登校で面倒臭いなぁと思いつつも来てみたらゼミの皆と話せて楽しい」みたいな、本心では全く思っていないけど教授が求めている回答を自分を卑下したジョークを交えて2.3分程スラッと言えて皆も笑ってくれました。自分はどんなに人と話す機会が無くなっても本質的にいい子ヅラするのが上手なんだなぁと感じました。自慢とかではなく、間違いなく自分が今感じているかつて無い疲労感はこれらを頑張った事が原因ですので、向いてない事をしているのだなぁと実感したことを記しておきたいのです。

大学生活もあと半年程になってしまった訳ですが、あまり得たものを実感出来ていません。元々自分が大学に何を求めていたのかさえ明確でなかったので自業自得でしょうか。社会に出るまでの4年間分の執行猶予と、怠惰と、学位と、ほんの少しの専門的知識。片っ端から機関にお金を給付してもらい、貸与もし、沢山バイトをして、それでいて得たものがその程度かぁと感じてしまいました。今日久しぶりに大学に行き、やっと自分が大学生である事を思い出した程には大学生活への充実度が低いのです。思えば大学4年のうち2年間しか登校出来なかったので当たり前かもしれません。コロナ禍での大学生活はハズレくじだなぁと感じますが、それは全ての人が思っていることなので受け入れるしかないのでしょう。望んで大学に行き、望んだ授業を受け、自分の持つモチベーションの中で出来ることはそれなりにやったつもりなのでそれだけで充分恵まれていて、不満を感じるのは自分が世の中に対して期待し過ぎているだけなのだと思いますし。薄っぺらい日々が続き、全てへのモチベーションが低下してしまっている今そういう事を思えてるだけ充分だと感じますし、少しづつでも学生だからこそ出来る有意義な何かをしていきたいですね。何かってなんでしょうね。そこから考えます。

日記を書いていたのは割と有意義だったと思います。この前の日記で日記を書いて3年目に入りました。最近日記を読み返しているのですが、2年前に書いていたことがあまりにも恥ずかしく読む度に死にたくなってしまいます。しかしそれ故に今の自分が精神的に成長している事に気づけたり、自分がしっかり一日一日を生きている事に気づけたりと、日記からは意外と得るものがあるのです。私は一昨日のことすらはっきり思い出せないほど呆然と日々を過ごしているのですが、日記を読み返すとその日の事を割と鮮明に思い出せるので不思議です。逆に言えば日記の無い日が死んでしまっているような感覚もあります。自分が日記を書かない時期は、特に書くことが無いからという理由もありますがそれ以上に純粋な怠惰によるサボりですので、その怠惰の気持ちでその日の気持ちを無碍にするのは良くないなと思いました。大体自分の日常に大きなイベントなんてほとんどなくて、その中で思った事を書くだけなので。

そもそも自分は物事に対して必要以上に「意義」というものを考えすぎなのかも知れません。日記を読み返して、意義という言葉を使い過ぎているなと感じました。そんな真面目な人間でもないのに、こいつは何様なんだと過去の自分を見て思ったのですが、今日とてどこかで有意義がどうのこうの申していた気がします。猫カフェに行って猫が可愛かったとか、中華料理屋で食べた卵の炒めものが美味しかったとか、もっとこう脊髄反射で自分の楽しかった事を楽しいと感じていきたいのです。好きな物、嫌いな物、挙げ句は自分の一挙一動まで、それに対する考えや感情を理詰めにして言葉で表そうとするのは私の悪癖なんだと思います。私の日記、インスタ、Twitter、全部そんな感じで物事を書いている気がする。そんなにロジカルに表現出来るほどの知能も才能もないのに。意義はないけれども、ただ単純に自分が良いと思っていることは世の中に沢山あるので、それを理由なく「良い!」と感じられる人間になろうと思いました。例えば今日なら、小雨が降っていたのですが大学からの帰宅中は傘を差さなくていい程度に降り止んでくれて、丁度いい気温とぺトリコールを肌で感じながら帰れた事とか。いつもなら自分は何故ぺトリコールが好きなのかとか、気温を肌で感じるという事とかについて考えたかもしれませんが、こうして考えることを客観視するとリソースの無駄でしかないですね。単純に好きなものが好きです。

 

ピーナッツくん / Drippin' life