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寝坊をして、パワハラ上司のモーニングコールで起きた。なんて最悪な朝だ。急いで身支度を整え管理人室に行くと、上司が気怠そうにアイコスを吸っていて、わざとらしく「おはようございます」と言われた。その後10分位「社会人の自覚を」という説教を受けたが、寝起きで低血圧の私の脳には全く入ってこず、1この茶色い小汚いフリースこいつ三日連続で着てるな、フリース意外とラルフローレンなんだ、アイコスのベリー系はそんなに不快な臭いがしないな、とかどうでも良い事を考えながら、彼の息継ぎの合間に「おっしゃる通りです」と発する作業を繰り返した。早く辞めたい。マネージャー業務の手伝いと聞いて買って出たのに、「こういうのもマネージャーの仕事だから」と言われいつの間にか清掃員として働かされている。非常事態宣言の影響で外部委託だった清掃員が来れなくったらしく、この埋め合わせをマネージャーがやることになったそうだ。まあマネージャーである上司はずっとアイコスを吸っているだけなのだが…

一番の納得がいかない点は、午後から一日4〜5時間、週2でお願いしたいと言われていたのにいつの間にか朝8時から10時の時間帯で週4、5働かされていることである。睡眠障害持ちの私には非常に起きるのが難しい時間なのだ。ストレスや不摂生が祟ったのか最近また不眠の症状が出てきてしまい、0時に布団に入っても入眠できるのは4時5時で、1、2時間おきに覚醒して頭痛がしてしまう。悪夢ばかり見るし…常に倦怠感があって眠いのにも関わらずいざ布団では眠れず、体力の限界が来ると1、2時間程気絶する、というループを大体16時間くらい毎に繰り返しており、自分の生活リズムというのが完全に無くなってしまった。薬も無くなってしまい新しいものが欲しいのだが、かかりつけの病院は前回カウンセリングをサボってしまった過去があるので罰が悪く顔を出す勇気が出ない。繁華街の駅に出て、マスコミに「街へ繰り出す非常識な若者」としてインタビューされ、Twitterでボコボコにされるのも怖いし…

書いているうちに悲しくなってきた。寝起きでも賢い私の頭は「正しい生活リズムも送れないようでは社会人失格だ」という朝の上司の言葉をしっかり記憶していたようで…それを鮮明に思い出して、お前に私の苦しみの何がわかるのだ、という怒りと、自分自身の情けなさへの悲しみが沸々と湧いてきている。今の時刻は深夜の2時53分で、どこからも生活音がしていない。しかし今日は夕方から4時間くらい寝ることが出来21時ごろ起きたので、私の中ではお昼くらいの体感なのだ。真っ暗な夜の帳を見ると、私は社会不適合者なのではないか、今後も上手くやっていけないのではないかという不安に押し潰されそうになる。今までなんとか上手くやれていたのも、自分が今このタイミングだけ体と心の調子が特に悪くなっているだけなのも心のどこかでわかっているが、心が痩せ細って潰れてしまいそうなのだ…誰かに助けて欲しい。いっそ誰かと同棲したいな。完全に「君は放課後インソムニア」を読んだ影響だろう。不眠症の高校生男女が知り合う青春漫画なのだが、不眠症が抱える心細さとかが繊細に描かれていてとても良くて、私にも不眠について助け合える仲の人だいればどれだけ良いだろうと思ってしまった。漫画の話とは重々承知の上だが、私も漫画の主人公になりたいのだ…

 

17歳とベルリンの壁 / プリズム